今回は、「Android Pay」に新たに追加された電子マネー “nanaco” について解説させていただきます。
「Android Pay」は 2017 年 4 月 20 日にセブン & アイ・ホールディングスが展開している電子マネー “nanaco” のサポートを開始し、“楽天 Edy” に続く電子マネー決済として利用することができるようになりました。ただしこれまでと同じく Android 4.4 以降の “Felica” を搭載する “おサイフケータイ” 対応機種でのみ利用できるサービスとなります。
「Android Pay」に “nanaco” を登録する方法は “楽天 Edy” の登録方法と同じです。「Android Pay」アプリを起動して “電子マネーを追加” から “nanaco” を選択します。もしすでに “おサイフケータイ” で “nanaco” を利用している場合は、同じ “nanaco” 情報を「Android Pay」で共有することとなります。
また「Android Pay」に登録した “nanaco” にチャージを行う場合は、現時点ではセブンイレブンなどの店頭やセブン銀行 ATM、“nanaco” のチャージ端末などを利用する必要があります。“楽天 Edy” の場合は Google Play に登録しているクレジットカードでチャージを行うことができますが、“nanaco” では現在その機能を利用することはできません。
ただし Google Play で配信されている “nanaco” アプリをインストールしている場合は、“nanaco” アプリを利用してクレジットカードによるチャージの “クレジットチャージ” を行うことが可能です。
[appbox googleplay appid jp.nanaco.android]
“クレジットチャージ” は “nanaco” アプリの “チャージ” から行いますが、事前にクレジットカードを登録しておく必要があります。またクレジットカードを新規で登録する場合、登録してから 24 時間後以降でないとチャージを行うことができず、またチャージは 5,000 円からしか行うことができません。このほか設定した残高を下回った場合に自動でチャージを行うオートチャージ機能も “nanaco” には搭載されていません。
つまり “nanaco” の場合は、店頭や ATM などか “nanaco” アプリから都度手動でチャージを行う必要があります。
“nanaco” は “楽天 Edy” と同じく対応している店舗で利用できる電子マネーですが、「Android Pay」を通しての運用では “楽天 Edy” と異なる点が多々あります。ご自身の地域で普及している電子マネーを考慮しつつ、チャージを行うことができる環境なども加味したうえで使い分けるとが良いでしょう。
以上、「Android Pay」に新たに追加された電子マネー “nanaco” についての解説でした。
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