今回は、Android のセキュリティ機能 “スマートフォン(タブレット)の暗号化” を解説させていただきます。
“スマートフォンの暗号化” は、Android 内部に保存されるユーザーデータを暗号化し、外部からの読み取りを防止するセキュリティ機能です。Android 6.0 以降では標準搭載されているので、対象機種は特に設定などを行う必要もなく、自動で利用することができます。
例えば Android で “ファクトリーリセット” を行って工場出荷状態に戻したとしても、実は内部にはユーザーデータが残ったままとなります。この時、“スマートフォンの暗号化” を設定した状態で “ファクトリーリセット” を行っていると、残っているデータも暗号化されているため、ユーザーデータを読み取られる心配がありません。
逆に “スマートフォンの暗号化” を行っていない場合、例え “ファクトリーリセット” を行って初期化したとしても、暗号化されていないユーザーデータが読み取られててしまう可能性があるわけです。
そのため例えば Android を譲渡する場合など、単なる “ファクトリーリセット” だけでなく、“スマートフォンの暗号化” も合わせて行っておいた方が安心です。もちろん譲渡する場合でなくても、普段から “スマートフォンの暗号化” を設定しておいた方が良いでしょう。
“スマートフォンの暗号化” の設定
“スマートフォンの暗号化” の設定は、Android の設定を開き、“セキュリティ” をタッチします。“暗号化” のセクションで、“暗号化されています” が表示されている場合はそのままで構いません。
もし表示されていない場合はタッチして進み、暗号化を行ってください。ちなみに暗号化には 30 分 ~ 1 時間程度かかるので、Android を充電しながら行った方が良いでしょう。
“スマートフォンの暗号化” は普段あまり気にすることはないかと思いますが、セキュリティ面で重要な項目となりますので、ご自身の Android でも必ず確認するようにしてください。
以上、Android のセキュリティ機能 “スマートフォン(タブレット)の暗号化” の解説でした。
スマートフォン暗号化説明難しいです。もう少し覚えやすくするには色々ありますね。