今回は、アーティスティックな VR 画像を作成できる Android アプリ「Sprayscape」をご紹介させていただきます。
「Sprayscape」は 2016 年 10 月 13 日に Google からリリースされた、Android 専用のカメラアプリです。手軽に VR 画像を作成できるアプリなのですが、カメラアプリで利用できる通常のパノラマ撮影や全天球カメラを利用した VR 画像とは違い、アーティスティックな VR 画像を作成できる点が特徴となっています。
[appbox googleplay appid com.androidexperiments.sprayscape]
「Sprayscape」の基本的な使い方
「Sprayscape」の使い方はとても簡単です。アプリを起動して、画面をタッチしたりタッチしたまま Android の向きを変えたりすることで、まるでスプレーで塗っているかのように、タッチしている部分周辺が撮影されていきます。
「Sprayscape」は Android に搭載されているジャイロスコープセンサーを利用しているので、Android の向きを変えるとそれに合わせて画面の中の向きも変わります。撮影は全体的に行う必要はなく、ポイント的に撮影したり上書きしたりなど、様々に行うことが可能です。
撮影が終わったら画面下のチェックマークをタッチします。すると撮影した画像が VR 画像として合成され、端末に保存されつつそのまま SNS などで共有できるようになります。
“SHARE LINK” の場合は撮影した VR 画像の URL リンクを任意のアプリを利用して共有することができます。“SHARE TO FACEBOOK” では VR 画像のまま Facebook にシェアすることが可能です。
「Sprayscape」の基本的な使い方はたったこれだけです。
「Sprayscape」の各設定
「Sprayscape」は起動して画面をタッチするだけで撮影が行える簡単なアプリですが、Android のフラッシュライトを利用したり、スプレーの範囲を変更するなどの各設定も搭載されています。
設定のアイコンは画面の上下に各 3 つずつ配置されています。
まず上の段の一番左のアイコンは、ギャラリーアイコンです。「Sprayscape」で撮影した VR 画像の一覧が表示されます。
ギャラリーからは改めて共有したり削除を行えるほか、編集アイコンをタッチすることで、改めて上書き撮影を行うことができます。
上の段の真ん中が、フラッシュライトアイコンです。タッチすることでフラッシュライトを点灯させたまま撮影を行うことができます。
上の段の一番右がクリアアイコンです。1 回タッチして表示される “CLEAR” をタッチすることで、それまで撮影した画像を消去することができます。
下の段の一番左のアイコンは、スプレーの範囲を設定するアイコンです。タッチすることでスプレーの範囲を 3 段階で設定することができます。またスプレーの範囲は撮影中に切り替えることもできます。
下の段の真ん中は撮影終了アイコンです。
下の段の一番右はカメラの切り替えアイコンとなります。背面のカメラで撮影している時にタッチすると前面のカメラに切りまわるのですが、同じ画面上にスプレー撮影を行うことができるので、背面と前面のカメラで撮影する画像を混在することができるわけです。
このように「Sprayscape」はスプレーの範囲を変更したり、カメラを切り替えながら撮影することで、アーティスティックな VR 画像を作成することができます。いろいろな被写体を撮影するなど、是非遊んでみてください。
以上、アーティスティックな VR 画像を作成できる Android アプリ「Sprayscape」のご紹介でした。