今回は、ウェブサイトを多言語対応にする Google の便利ツール「ウェブサイト翻訳ツール」をご紹介させていただきます。
「ウェブサイト翻訳ツール」は Google が提供している無料のウィジェットサービスです。ユーザー自身のブログやホームページに導入することで、簡単に多言語対応化させることができます。
導入方法もそれほど難しくないので、特にウェブサイトを国内外に向けて発信する場合は導入することをオススメいたします。
「ウェブサイト翻訳ツール」の設定方法
「ウェブサイト翻訳ツール」を利用するにはまず、専用サイトで “コード スニペット” を作成する必要があります。とはいえ “コード スニペット” は簡単な設定で自動生成されるので難しくありません。
「Google 翻訳」の公式サイトを開いて、下の方にある “ウェブサイト翻訳ツール” をクリックするか、Google で直接 “ウェブサイト翻訳ツール” と検索して「ウェブサイト翻訳ツール」の専用サイトを開いてください。
表示されたページの “今すぐウェブサイトに追加” をクリックします。
次のページで「ウェブサイト翻訳ツール」を導入する “ウェブサイトの URL” を入力し、更に “ウェブサイトの言語” を選択します。言語は翻訳する言語ではなく、ウェブサイトの基本言語です。つまり基本的には日本語になるかと思います。
設定したら “次へ” をクリックします。
次のページで “翻訳する言語” “表示モード” “詳細設定” の 3 つを設定します。
“翻訳する言語” は翻訳するターゲットが固定されている場合以外は “すべての言語” のままでよいでしょう。
“表示モード” は、導入するウェブサイト上にどのようなデザインのツールボックスを表示するかの設定となります。各項目を選ぶごとに右隣にツールボックスのプレビューが表示されるので、好みのものを選択してください。
ちなみに “自動” を選択した場合はツールボックスは表示されず、自動的に翻訳バナーが表示されるようになります。
“詳細設定” は特にいじる必要はありませんが、「Google アナリティクス」を設定している場合は “アナリティクス ウェブ プロパティ ID” を登録することで、翻訳されたページも追跡できるようになります。
以上を設定したら、“コードを取得” をクリックします。すると次のページで、各設定を反映させた “コード スニペット” が生成されます。
あとはこの “コード スニペット” をコピーして、自身のウェブサイトに貼り付けるだけです。貼り付ける場所は任意ですが、ツールボックスを表示する場合はウェブサイトに訪問するユーザーが見やすいヘッダーや、サイドウィジェットなどが無難です。
貼り付けて保存したら、実際に翻訳ツールバーが表示されるか確認してみてください。
ちなみにツールバーのデザインを変更したい場合などは “前へ” をクリックして戻ることで、何度でも “コード スニペット” を生成し直すことができます。
ウェブサイトを多言語対応化することでアクセス数が向上する可能性はもちろんありますが、そもそも訪問してくれるユーザーに対して親切な行為にもなるので、是非参考にして導入してみてください。
以上、ウェブサイトを多言語対応にする Google の便利ツール「ウェブサイト翻訳ツール」のご紹介でした。