今回は、Android の盗難や紛失時に役立つ Google Play の機能、「Android デバイス マネージャー」について解説させていただきます。
「Android デバイス マネージャー」
「Android デバイス マネージャー」はデスクトップや、専用アプリをインストールした Android で利用できる、Android の位置検出機能で、Androidが発する位置情報を元に、今どこにあるのかを Google マップ上に示してくれます。
位置情報のご誤差は、最も小さい値だとマーカーに対し 10 ~ 15m 程度となるため、かなり精度の高い位置情報を確認することができす。
更に、遠隔でパスワードロックを掛けたり、Android のデータを初期化できるので、盗難にあったり紛失してしまった場合でも、大切なデータを保護して最悪の結果を免れることができます。
また遠隔で、最大音量の状態で 5 分間着信音を鳴らすこともでき、音で Android の場所を探すのを手助けしてくれます。
この着信音は、電話機能が搭載されていないタブレットなどでも鳴らすことができ、さらに、例えイヤホンを接続していても関係なく Android 本体のスピーカーから音を鳴らしてくれます。
「Android デバイス マネージャー」の利用方法:デスクトップ
「Android デバイス マネージャー」の機能を利用するには、Android の位置情報を ON にしておくことと、モバイルネットワークでの通信か Wi-Fi 通信中であること、電源が ON になっていることが必要です。
Android の位置情報は、Android の設定を開き、位置情報をタッチして、ON になっているかどうかを確認してください。
まず、「Android デバイス マネージャー」をデスクトップで利用する方法を解説させていただきます。ブラウザで Google Play を開き、左上にある歯車マークをクリックします。
“設定” と「Android デバイス マネージャー」の 2 つが表示されるので、「Android デバイス マネージャー」をクリックします。
Google カウントへのログインが必要となるので、Android と同じ Google アカウントでログインします。
すると、左上に現在「Android デバイス マネージャー」で位置情報を取得している Android の名前と、位置情報の取得時間や取得位置などが出てきます。
もし複数台 Android を持っていて、探している Android が表示されていない場合は、Android の機種名をクリックして、目的の Android に変更してください。
「Android デバイス マネージャー」で位置情報を取得した Android に対してできることは、先にあげた、5 分間音を鳴らす “着信音を鳴らす”、パスワードロックをかける “ロック”、Android を初期化する “消去” です。
“ロック” は Google アカウントで使用していないパスワードを設定して、一時的にロックを掛けることができます。
“消去” でデータを消去した場合は、Android に保存されているデータがすべて消えて初期化され、元のデータは戻せなくなるので、最悪の場合に使ってください。
「Android デバイス マネージャー」では、ほかにも Android の機種名をわかりやすい名前に変更したり、位置情報を再取得したりもすることができます。
「Android デバイス マネージャー」の利用方法:Android
次に Android で利用する方法です。Android 用には、公式の「Android デバイス マネージャー」アプリが Google Play で配信されているので、インストールして起動すると、デスクトップと同じような画面表示で、同じ操作を行うことができます。
例えば Android スマートフォンをなくした時などに、Android タブレットで「Android デバイス マネージャー」を起動して探すことなどができるというわけです。
ちなみに「Android デバイス マネージャー」はブラウザで利用できる機能なので、Android のブラウザアプリで「Android デバイス マネージャー」のページにアクセスしても、同じように使うことができます。
以上、Android の盗難や紛失時に役立つ Google Play の機能、「Android デバイス マネージャー」についての解説でした。