今回は、Google のメールサービス「Inbox」を活用するための【Tips その⑨】「Inbox」の “署名” について解説させていただきます。
“署名”
「Inbox」には「Gmail」同様に、メールの末尾に定型文を挿入できる “署名” 機能が搭載されていますが、現時点(2016 年 7 月時点)では「Gmail」ほどの多機能ではなく、かなりシンプルな内容となっています。
そもそも「Inbox」は「Gmail」や「Gmail」に登録したメールアカウントを利用したメールサービスですが、「Gmail」の署名設定は「Inbox」には反映されません。
「Inbox」で署名を利用するには改めて「Inbox」で設定を行う必要があります。
「Inbox」の署名設定
「Inbox」の署名設定は、「Inbox」の “設定” から “署名” をクリックすることで設定項目を開くことができ、“署名” のスイッチを ON にすると利用できるようになります。
「Gmail」と比べてみると一目瞭然ですが、「Inbox」ではテキストを入力する項目しかありません。
ただ実はリッチテキスト形式にも対応しているので、例えばホームページや SNS へのリンクなどを設定することも可能です。※ただしコピペ
「Gmail」では署名がメール作成時にも表示されますが、「Inbox」では “署名” を設定していてもメール作成時には表示されず、メールを送信した後に署名の定型文が追加され相手に届くようになっています。
「Inbox」と「Gmail」の署名の違い
また「Gmail」と明らかに異なる点として、「Gmail」ではメールアカウントごとに署名を設定できるのに対し、「Inbox」ではアカウントごとの設定はなく、一つの署名設定しかありません。この部分は Gmail アドレスに対する項目となります。
つまり「Inbox」では「Gmail」に登録している Gmail アドレス以外のメールアカウントの署名を設定することはできないということです。
現状、Gmail アドレス以外のメールアカウントで署名を利用する場合は、単純に都度入力するか、「Gmail」でメールを作成する以外にありません。※2016 年 7 月現在
このほか「Inbox」アプリの署名の内容は、「Gmail」とは異なり、同じ Google アカウントでログインしているスマートフォンやタブレット用「Inbox」アプリにも同期されます。
ただウェブブラウザ版「Inbox」で署名をオンにしていても、スマートフォンアプリ側ではオンにはならず、機種ごとに オン / オフ の設定を行えるようになっています。
ただしスマートフォンアプリ側で署名設定を一旦 オン にしてから再度オフにすると、ウェブブラウザ版「Inbox」でもオフになってしまうので注意してください。
つまり、「Inbox」の署名の内容は同期されて全て統一した内容になりますが、署名の オン / オフ は各機種ごとに設定できるものの、スマートフォンアプリ側での オン / オフ 設定がなぜかウェブブラウザ版にも影響を及ぼしてしまうということです。
※ほかのスマートフォンアプリ側ではオフにはなりません(この辺は今後改善される可能性もあります)
以上、「Inbox」を活用するための【Tips その⑨】「Inbox」の “署名” についての解説でした。