今回は、Android 同士で “Bluetooth テザリング” を行う方法とその利点を解説させていただきます。
Android では Wi-Fi、USB、Bluetooth の 3 つの接続方法でテザリングを行うことができます。一般的なのは “テザリング” と略して呼ばれる “Wi-Fi テザリング” です。“USB テザリング” も比較的簡単に利用でき利点も多いので重宝するテザリング方法となります。
今回ご紹介させていただく “Bluetooth テザリング” は 3 つのテザリング方法の中で一番設定がややこしいのですが、“USB テザリング” と同じく、データ通信を他の機器に共有するホスト側の Android が Wi-Fi 通信でインターネット接続を行っている場合に、そのデータ通信もクライアント側に共有できるという点が利点となっています。またこのほかに 3 つのテザリングの中で唯一、データ共有を受けるクライアント側からテザリングを開始にする点も “Bluetooth テザリング” の特徴です。
Android 同士で “Bluetooth テザリング” を行う方法
Android 同士で “Bluetooth テザリング” を行うにはまず、ホスト側の Android で “Bluetooth テザリング” を有効にしておく必要があります。Android の設定から “テザリングとポータブルアクセスポイント” などの設定ページを開き、“Bluetooth テザリング” のスイッチを オン にします。この時点ではまだテザリングは開始されません。
次にクライアントとする Android とホストとする Android とを Bluetooth でペアリングします。
ここまで設定したら “Bluetooth テザリング” の準備は完了です。あとはクライアント側の Android の Bluetooth 設定からホストとする Android の機種名の右側に表示される設定アイコンをタッチして、表示される “ペアリングされたデバイス” ウィンドウの “インターネットアクセス” にチェックを入れます。
するとホスト側の Android の “Bluetooth テザリング” が開始され、Bluetooth によるデータ通信の共有が開始されます。
“Bluetooth テザリング” の終了はホストとクライアントの双方で行うことが可能です。
“Bluetooth テザリング” はその通信規格の特性から、“Wi-Fi テザリング” よりも通信速度は遅くなるのですが、利点も多いので覚えておくと重宝します。また今回は Android 同士で “Bluetooth テザリング” を行う方法のご紹介となりますが、他の OS 機器をクライアントとする際も基本的な操作方法は同じです。是非参考にしてみてください。
以上、Android 同士で “Bluetooth テザリング” を行う方法とその利点の解説でした。