今回は、Google のスマートフォン向け新チャットアプリ「Google Allo」に実装されている “シークレット モード” の特徴と使い方を解説させていただきます。
“シークレット モード” はその名の通り、極秘事項のやり取りなどを行う際に活用できる機能です。基本的な機能大きくわけて 3 つで、メッセージの暗号化、メッセージの回覧期限設定、簡易的な通知となるプライベート通知となります。
“シークレット モード” の特徴
“シークレット モード” を利用すると自動的にメッセージがエンドツーエンドで暗号化され、送信中のメッセージの内容を読み取られないようにしてくれます。これは特にビジネス上の極秘内容のやり取りにも安心なセキュリティ機能です。
またメッセージの回覧期限設定では、メッセージ送信前に 5 秒、10 秒、30 秒、1 分、1 時間、1 日、1 週間から選ぶことで、メッセージを送信した後に指定した時間が経過するとそのメッセージの送信履歴が自動で削除されます。受信側はメッセージを確認した時点から指定された時間が経過すると受信したメッセージが削除されます。
このほか “シークレット モード” で送信したメッセージは、通知時点でメッセージ内容が表示される通常モードでのチャットとは異なり、“新しいメッセージがあります” と、メッセージの内容は伏せて通知されるプライベート通知となります。そのため例え通知内容を覗き見られたとしてもどんな内容のメッセージかを判別されることはありません。
“シークレット モード” の使い方
“シークレット モード” の使い方は簡単で、「Google Allo」ホーム画面右下の新規作成アイコンから “シークレット モードのチャットを開始” をタッチして、表示されるユーザーの中から 1 人を指定することでチャットが開始されます。
“シークレット モード” でのメッセージのやり取りは通常モードと同じくテキストや画像、動画、ステッカーなどを送受信することが可能です。またメッセージ毎に回覧期限を設定することもできます。
ただし “シークレット モード” では「Google Assistant」を利用することはできなくなっています。
「Google Allo」はどちらかというとビジネス向けというよりもプライベート向けのチャットサービスですが、“シークレット モード” を使うことでビジネス上のやり取りもしやすくなります。是非参考にしてみてください。
以上、Google のスマートフォン向け新チャットアプリ「Google Allo」に実装されている “シークレット モード” の特徴と使い方の解説でした。