今回は、2016 年 9 月末にリリースされた Google のスマートフォン向け新チャットアプリ「Google Allo」の基本的な使い方をご紹介させていただきます。
「Google Allo」は 2016 年の Google I/O で発表された新しいチャットサービスです。Google のチャットサービスを言えば「ハングアウト」が以前より使われていますが、「Google Allo」は Android と iPhone 向けアプリが提供されていてスマートフォンに特化していることと、「Google Assistant」をサポートしていることが特徴となっています。
また「Google Duo」と同じく、電話番号がアカウントとなるスマートフォン専用アプリとなることも特徴ですが、「Google Assistant」との兼ね合いで、「Google Duo」とは違い Google アカウントとの紐づけは行われます。
「Google Assistant」とは?
「Google Assistant」は人工知能(AI)による自動返信機能(チャットボット)です。ユーザーが入力した単語や文章、画像などの内容を自動で認識し、それに対応する適切な返してくれます。
“今日の天気は?” といった問に対して天気情報を的確に答えてくれることはもちろん、例えば挨拶やジョークなどに対しても、人と会話をしているかのように反応してくれるので、「Google Assistant」と会話自体を楽しむことも可能です。
「Google Assistant」との会話は「Google Assistant」専用のスレッド(@google)内ではもちろん、ほかのユーザーとの会話中に “@google” を入れることで、「Google Assistant」からの返事を促すことができます。
ただし「Google Assistant」は 2016 年 9 月末現在はプレビュー版となっていて、英語のみに対応しています。日本語の対応は 2016 年内に行われる予定です。
「Google Allo」の基本的な使い方
「Google Allo」をスマートフォンにインストールしたら、まずアカウント登録を行います。アカウント登録は「Google Duo」と同じく、電話番号による SMS 認証で行います。
基本的な使い方は「ハングアウト」と同じです。右下の新規作成アイコンをタッチすると、スマートフォンの連絡先の中から「Google Allo」を利用しているユーザーが上部に表示されるので、ユーザーを指定することですぐにチャットを始めることができます。
「Google Allo」を利用していないユーザーに対しては SMS で招待を送ることも可能です。
チャットではテキスト、絵文字、写真、動画、画像、ステッカー、現在地、音声メッセージを送信することができます。またテキストと絵文字は送信ボタンを長押しすることでサイズバーが表示され、上下スワイプでサイズを変更し、画面から離すことでそのサイズで送信することができます。
このほか「Google Allo」では一定時間でチャットが消去される、「ハングアウト」にはない “シークレット モード” も搭載されていたり、チャットの内容はエンドツーエンドによる暗号化が行われていたりと、セキュリティ面でも安心なサービスとなっています。またもちろん “グループチャット” を行うことも可能です。
「Google Allo」は「Google Assistant」の日本語対応はもちろん、更なる機能追加に期待されるサービスです。是非アプリをインストールして利用してみてください。
以上、2016 年 9 月末にリリースされた Google のスマートフォン向け新チャットアプリ「Google Allo」の基本的な使い方のご紹介でした。