今回は、Google のニュースサービス「Google ニュース」と「Google Play ニューススタンド」の違いについて解説させていただきます。
Google は以前よりニュースサービスの「Google ニュース」を提供していますが、2015 年に新たなニュースサービスとして、「Google Play ニューススタンド」をリリースしました。どちらもユーザーが設定した興味のあるジャンルのニュースを自動で集めてきれくれる、いわゆる “キュレーションサービス” で、Android と iOS 用にそれぞれのアプリも配信されています。
違いは?
「Google ニュース」と「Google Play ニューススタンド」は同じニュースキュレーションサービスですが、それぞれに特色があり、実際には別のサービスとなります。
まず大きな違いはデスクトップの対応についてです。「Google ニュース」は古くからデスクトップで利用できるサービスですが、「Google Play ニューススタンド」は Android と iOS アプリが配信されていて、アプリで利用できるサービスとなっています。つまり「Google Play ニューススタンド」はスマートフォンやタブレットに特化したサービスということです。
どちらも “スポーツ” “ビジネス” “エンタメ” などのデフォルトで用意されているトピックや、ユーザー自身が設定した独自のキーワードに対するトピックを追加したり削除することが可能となっていますが、この部分も呼び名が違っていて、「Google ニュース」は “セクション”、「Google Play ニューススタンド」は “トピック” となっています。
このほか、Android の「Google Play ニューススタンド」アプリでは、アプリ内課金方式で有料雑誌の定期購読を行うことも可能で、更に雑誌にかかわらず、ニュース媒体が配信しているニュースや “トピック” を丸ごとダウンロードして、オフラインで読むことができるようになっています。
ちなみに「Google Play ニューススタンド」の雑誌の定期購読については現在、海外の雑誌ばかりとなっていて、国内雑誌は配信されていません。※2016 年 9 月現在
利用環境によって使うサービスを選ぶ
先にお伝えした通り「Google Play ニューススタンド」はスマートフォンやタブレットなど、モバイルに特化したニュースサービスで、「Google ニュース」はデスクトップとモバイルに関係なく利用することができるサービスです。
つまり普段外出などが多い場合は「Google Play ニューススタンド」、デスクトップ作業をすることが多い場合は「Google ニュース」、という感じで使い分けると良いでしょう。
ただし「Google ニュース」と「Google Play ニューススタンド」では登録した “セクション” または “トピック” がお互いに共有されるわけではないので、別々に設定を行う必要があります。
どちらも同じニュースキュレーションサービスですが、特性を知っておくことで賢くサービスをフル活用することができるようになるでしょう。是非参考にしてみてください。
以上、Google のニュースサービス「Google ニュース」と「Google Play ニューススタンド」の違いについての解説でした。